副業を始めたいと思ったとき「副業を始めたい。でも、仕事と家庭で毎日が精一杯。」
そう感じている方は、きっと少なくないと思います。
特に、30〜40代の社会人にとって、副業は「興味はあるけど、続けられる気がしない」と感じやすいテーマかもしれません。
私自身も、そんなひとりでした。
子どもの習い事、週末のお出かけ、家事に仕事──
自分の時間なんて、正直どこにあるんだろう?と、よく思っていました。
副業を始めようと思ったとき、最初に浮かんできたのが、
「時間ができたらやろうかな」という考えでした。
でも、ふと立ち止まってみると──
時間が自然に生まれることって、意外と少ないのかもしれない、と思ったんです。
仕事がひと段落しても、また新しい業務が始まる。
家庭が落ち着いたと思えば、子どもの成長とともに予定も変わっていく。
未来の方が「今より余裕がある」とは限らないんだなと感じることが増えてきました。
そして、時間の余白って、意識しておかないと他のことで自然と埋まっていくんですよね。
- 急ぎでない仕事を後回しにしたら、結局まとまった時間を使ってしまった
- 家事や家族の用事で、気づけば夜になっていた
- なんとなくスマホを見ていたら、30分があっという間に過ぎていた
これが、私が日々感じていた“時間が消えていく感覚”でした。
だからこそ、副業に取り組むなら、
「時間がないことを前提に、小さく設計していく」ことが大事なんじゃないかと思うようになりました。
まとまった時間を探すのではなく、
その日そのときに浮かぶスキマを「使えるもの」として見てみる。
- 通勤の電車内
- 子どもが寝たあとの30分
- 家事の合間に生まれる10分
こうした積み重ねこそが、忙しい日々の中で副業を続けていくための、現実的な選択肢のひとつになっていきます。
1日30分でできる副業設計|5つのこと
「副業の時間がない」と悩んでいても、1日30分であれば確保できる人は少なくありません。
大事なのは、その30分をどう使うか、どう仕組み化するかです。
ここでは、限られた時間で副業を進めていくための「設計術」を5ステップで紹介します。
ステップ1:まず「時間の見える化」をする

副業にあてられる時間は、“まとまった時間”ではなく“スキマ時間”に隠れています。
- 通勤中の移動時間
- 子供が寝た後の30分
- 家事の合間の10分
まずは1週間単位で、自分のスケジュールに「副業に使えそうな時間帯」を洗い出しましょう。
GoogleカレンダーやNotionで色分けするだけでも、可視化の効果は大きく、
“時間はない”ではなく“意外とある”ことに気づけるはずです。
ステップ2:情報収集は15分以内に区切る
副業の準備段階でよくあるのが、「とりあえず調べるだけ」で終わってしまうパターン。
これは情報過多と時間の浪費を招くだけでなく、行動が止まる原因になります。
そこでおすすめなのが、「情報収集は15分」と決めてしまうこと。
- 心理的に着手しやすい
- 集中力が持続しやすい時間
- “調べるだけ”で終わらせないための区切り
15分という短い枠を作ることで、「調べる → 動く」までを1セットにでき、
30分という限られた副業時間の中でも生産的に進められます。
ステップ3:タスクは「超小分け」にしておく

副業で「何をしたらいいかわからない」と感じたとき、
それはタスクが大きすぎて、具体的なアクションに落とせていないからかもしれません。
たとえばブログ運営なら──
- ネタを1つ出す
- 見出し構成だけ書く
- 1パラグラフだけ下書きする
これだけで十分。
“1回で完結する小さな行動”に分解しておくことで、
スキマ時間にも手を出しやすくなり、自然と前に進めるようになります。
ステップ4:朝か夜の「副業ルーティン」を固定する
「時間ができたらやる」は、ほぼ実行されません。
むしろ、「毎日●時にやる」と決めてしまった方が、継続率は圧倒的に高いです。
たとえば、
- 朝起きて10分だけネタ出し
- 夜寝る前に20分だけ記事構成を作る
このように“副業タイムを生活の一部”に組み込むことで、
やらないことに違和感が出てくる。
それが習慣になり、副業の「継続エンジン」になります。
ステップ5:成果ではなく「記録」を重視する
副業初期は、なかなか成果が見えづらいもの。
モチベーションが下がってやめてしまう人が多いのもこの時期です。
そんなときに有効なのが、「できたこと」の記録を残すこと。
- チェックリスト
- Notionの日報テンプレ
- 紙の手帳に「やったこと」を書くだけ
成果よりも、“行動した”という実感を自分で認識することが、
次の一歩を後押ししてくれます。
まとめ:30分を「行動できる時間」に変える
この5つのステップを設計に取り入れれば、
忙しい社会人でも、無理なく副業を進めていくことができます。
「時間がない」ではなく、「時間の使い方を変える」
それが副業の第一歩です。
たった1週間でも、副業はここまで進められる
「1日30分じゃ、正直何もできないんじゃないか?」
そんな不安を抱えている人は多いと思います。
実を言うと、私も以前は同じように感じていました。
けれど、実際にやってみて強く感じたのは、**“時間の長さより、事前の設計がすべてを決める”**ということです。
私が副業に使えたのは、平日で30分〜1時間、
そして週末には3〜4時間ほど、集中して取り組める日もありました。
この約1週間、やるべきことを細かく設計し、ひとつずつ消化していくことで、想像以上に手応えのある時間を過ごせました。
実際に進んだこと
- WordPressでブログを立ち上げ(ConoHa契約、SSL化、テーマ初期設定など)
- 4本の記事を公開(構成〜執筆〜投稿までを1本ずつ完了)
- カテゴリ設計・方向性の明確化
- 作業記録やタスク管理をNotionでスタート
副業というと「毎日コツコツ」「スキマ時間をフル活用」といったイメージがありますが、
実際には**“やれる日に、やるべきことを明確にしておく”**だけで、着実に前へ進めました。
やってよかったこと

タスクを「工程ごと」に分けてToDo化した
「ブログを書く」をひとまとまりにせず、
ネタ出し/構成作り/本文執筆/装飾/投稿、といった工程単位に分けたことで、
短時間でも迷わず、手が止まらない状態をつくれました。
「今日は何をやるか」を前日に決めていた
やることを先に決めておくことで、
平日の限られた時間でもすぐ作業に入れるようになりました。
結果的に、“悩む時間をゼロに近づけた”ことで進行が安定しました。
通勤時間を“構成見直しタイム”として活用した
PC作業ができない通勤時間は、記事の構成確認やアイデア整理に特化。
文章を書く時間がない日でも、考える工程だけを先に進めておくことで、夜の作業をスムーズにできました。
ChatGPTを“壁打ち”として活用した
記事の構成や見出しを考えるとき、ChatGPTを壁打ち相手のように使うことで、思考を整理する時間が短縮されました。
- 「この構成で伝わるか?」
- 「他にこういう切り口はあるか?」
といった問いに対して、1人で考え込むよりも早く形にできた感覚があります。
あくまで“全部任せる”のではなく、「整理して前に進むための補助輪」として活用したのがポイントです。
Notionを最小限で導入した
テンプレートを作り込みすぎず、チェックリストと簡単なメモだけの構成に。
面倒にならず、使い続けられる状態を保てたことが継続につながりました。
トンマナだけは最初に明確にした
見た目の装飾や細かなカスタマイズにはこだわらず、
伝え方の軸(トンマナ)だけは丁寧に整えました。
- 口調は誠実で、丁寧すぎず・馴れ馴れしすぎないバランス
- 表記は可読性を重視し、漢字とかなのバランスを意識
- ポジショニングは「伴走型の支援者」として信頼感を重視
- 配色はモノトーンベースに統一し、アクセントとして寒色(#007ACC)を要所に使用
- ボタンはそのブルーのみを使い、ホバー時にわずかに浮かび上がる演出を加える設計に
こうした“骨格設計”を最初に固めておくことで、迷わずに記事執筆に集中することができました。
やらなくてよかったこと
他人のブログと比べて落ち込むこと
デザインの良さや記事数、収益実績…。
見れば見るほど焦りや不安を感じることもありましたが、
「今は比べるフェーズではない」と割り切ることで、自分のペースを崩さずに済みました。
デザイン・カスタマイズに時間を使わなかった
テーマの装飾やトップページの細部は完全に後回し。
必要最低限の設定と、トンマナだけに集中したことで、構成や執筆の時間を確保できました。
SNSに手を出さなかった
副業を始めたとき、「ブログとあわせてSNSもやるべきか?」と考える人は多いかもしれません。
でも私自身は、特に迷うこともなく、SNSはひとまず見送りました。
理由はシンプルで、現時点では発信できるコンテンツがまだ少ないと感じたからです。
中途半端な状態で情報を出すよりも、まずは記事を書くことに集中したいという気持ちが強くありました。
SNSは投稿や反応に気を取られやすく、
最初のフェーズでは「ペースを崩す要因になりかねない」とも思っています。
この1週間は、とにかく自分のサイトを整えることに集中できたことで、
方向性や記事の質に対する手応えを得ることができました。
もちろん、SNSをずっとやらないつもりはありません。
今後コンテンツが一定数そろい、伝えたい軸が見えてきたら、
情報発信の場として活用していく予定です。
焦ってすべてを同時にやらなくてもいい。
今の自分に必要なことに絞って動くだけでも、副業はちゃんと進められる。
そう感じた判断のひとつでした。
「毎日やらなきゃ」を手放した
副業=毎日やるべき、という思い込みをやめ、
“やれる日に集中して進める”スタイルに切り替えたことで、
作業のストレスが軽減し、気持ちの余裕も生まれました。
小さな成果が、自信と手応えにつながる
この1週間で得られた最大の成果は、
「副業は設計次第で、自分にもちゃんと続けられる」という実感です。
完璧じゃなくても、時間が限られていても、やり方を工夫すれば進める。
その感覚が得られたことが、何よりの手応えでした。
忙しくても、副業は「設計」で続けられる
副業は、特別な才能がある人だけのものではありません。
たくさんの時間を持て余している人だけのものでもありません。
日々の本業や家庭のことに追われている人こそ、
設計ひとつで“自分らしい副業”を築いていける。
この1週間の体験を通して、私は心からそう感じました。
やったことはシンプルです。
- 使える時間を見える化し、
- やることを小さく分け、
- 無理のないペースで積み重ねていく
その結果、短期間でもブログを立ち上げ、記事を公開し、
「副業が日常に組み込まれている感覚」をつかむことができました。
「時間がないから無理」ではなく、
「時間がないからこそ、続けられる仕組みを持つ」
その考え方こそが、忙しい人にこそ必要なのだと思います。
もし今、「やりたいけど、踏み出せていない」と感じているなら、
まずは5分でも、今日の予定の中に“副業の時間”を作ってみてください。
一歩踏み出せば、考え方も見える景色も、少しずつ変わっていきます。
そしてそれは、あなた自身の強みにきっとつながっていきます。
今の延長線上に、あなたの未来を置かないために。
副業は、自分を変えるための選択肢のひとつです。
この記事が、「自分にもできそうだ」と感じるきっかけになればうれしいです。
小さく始めることは、立派なスタートです。
そしてその先には、きっと“あなただけの副業のかたち”が見えてくるはずです。

少しずつ、今日を積み重ねていけばいい。
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著者プロフィール

副業ブログ運営者のT-signです。
普段は会社員として働きながら、副業ブログに取り組んでいます。
もともと、「副業って特別な人だけのもの」と思っていましたが、
小さな一歩を踏み出したことで、少しずつ未来が変わり始めています。
このブログでは、
副業初心者でも無理なく始められる情報を中心に、
「焦らず、無理せず、小さく積み上げる」スタイルで発信しています。
一緒に、小さな一歩を積み重ねていきましょう。